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相談する条件を整理
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業種別の回線選び / 医療クリニック

クリニックの回線は、診療の流れから設計する。

電子カルテ、資格確認、予約。止まると困る業務から考える。

回線の契約前に、使うシステムの接続条件を確認しましょう。院内設備・保守・障害時の対応まで、関係する事業者とそろえるためのガイドです。

システムの整理から確認する

C.elegance 編集 ·

診療業務、資格確認と請求、来院者用Wi-Fiを分けて接続条件を確認する図
確認する通信の用途を示した模式図です。物理的に必要な回線数やネットワーク構成は、各システムの要件で決めます。

01 / 回線名の前に、業務を整理

同じ「ネットを使う」でも、
必要な接続は違います。

製品名と利用方法を一覧にして、各システム会社に要件を確認します。これから開院する場合も、回線だけを先に契約しないようにしましょう。

電子カルテ・画像・予約
クラウドか院内設置か、必要な接続方式、同時利用、画像の送受信、停止時の閲覧・記録方法を提供元に確認します。
資格確認・オンライン請求
公式の接続可能回線・事業者一覧をもとに、利用する方式、回線の品目、必要な機器・設定を照合します。一般のインターネットがつながるだけで利用可能とは判断しません。[3]
オンライン診療
利用システムの推奨環境と同時接続数を確認し、診療場所で映像・音声を試験。接続が切れた際の連絡手順も院内で決めます。
来院者用Wi-Fi
診療・業務機器へ接続できない構成を相談します。SSIDの名称を変えるだけで判断せず、通信制限を設定・試験してもらいます。

02 / 誰が何を管理するか

回線の契約と、安全管理は別。
担当を決めて、運用につなげる。

厚労省の第7.0版とチェックリストを、院内の責任者・システム会社・保守事業者で確認します。このページは回線選定の準備用で、ガイドラインへの適合を判定するものではありません。[1][2]

院内で決めること

責任者・権限・連絡先。

安全管理の責任者、利用者の権限、退職時のアカウント停止、障害発生時の連絡体制を整理します。担当者が不在でも、次の連絡先を確認できるようにします。[2]

委託先と決めること

機器の更新・保守・復旧。

機器台帳、遠隔保守の接続方法、更新プログラムの適用、ログ、バックアップ、復旧作業の分担を確認。見積書に「保守あり」だけで済ませないようにします。[2]

厚労省のガイドライン・確認資料を見る ↗

03 / 通信が止まったときに備える

予備回線の準備と、
診療継続の手順を一緒に。

回線の故障と、システム障害やサイバー攻撃では対応が違います。予備回線だけで解決するとは限らないため、診療に必要な情報・連絡・復旧手順をBCPと合わせて整理します。[4]

  1. 停止したら影響する業務を決める。

    受付、カルテの参照・記録、処方、会計など、システムが使えないときの対応を院内責任者と各提供元で定めます。

  2. 代替回線で使えるシステムを試す。

    携帯回線でWebが見えても、資格確認や請求まで動くとは限りません。接続方式・認証・機器の条件を満たすか、提供元と試験します。

  3. 連絡先と復旧の順番を共有。

    院内責任者、システム会社、回線会社の連絡先と受付時間を整理。バックアップから戻す担当と手順も事前に確認します。[2]

04 / 開院・乗り換えの進め方

契約前の要件確認から、
切り替え後の動作確認まで。

契約・工事の前

この情報をまとめる。

  • 所在地、建物の工事可否、開院・切替希望日
  • システム名、現在の回線・機器、接続方式
  • 診療時間、必要な保守時間、障害時の担当
  • 回線・機器・設定・保守を含む費用の範囲

切り替え当日まで

業務ごとの試験を決める。

  • 電子カルテ・画像・予約の接続
  • 資格確認・請求の接続と必要な手続き
  • 業務用と来院者用ネットワークの分離
  • 予備回線への切替、元に戻す手順

旧回線の解約は、新しい構成の動作確認と切替計画が整ってから。患者情報・診療情報は、回線の一般相談メモに記入しないでください。

要件が整理できたら

システムの条件を添えて、費用を比較。

一覧の掲載は医療システムへの対応認定ではありません。使う製品・接続方式・保守条件を、候補ごとに確認して選びます。

回線選びで迷いやすいこと

クリニックなら固定IPは必要ですか?

施設の種類だけでは決まりません。電子カルテ、遠隔保守、接続元制限など、利用する構成の要件を確認します。固定IPの用途を確認する →

一般の法人光回線を選べば、資格確認・請求も使えますか?

回線名だけでは判断できません。公式一覧と提供元の案内をもとに、契約する品目・接続方式・機器・設定を確認します。速度変更や乗り換えの際も再確認してください。

出典・確認した資料

本文で参照した仕様・考え方の資料です。2026年10月23日に掲載内容を確認しました。

  1. 厚生労働省:医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第7.0版 ↗

    現行ガイドライン、チェックリスト、BCP資料の案内。

  2. 厚生労働省:医療機関・薬局のサイバーセキュリティ対策チェックリスト(令和8年度・PDF) ↗

    責任者、機器管理、保守、アクセス権限、更新、連絡体制、バックアップと復旧。

  3. DX審査支払機構:オンライン請求・オンライン資格確認等の接続可能回線・事業者一覧(PDF) ↗

    接続方式・回線・事業者を照合するための一覧。接続先ごとに条件を確認。

  4. 厚生労働省:サイバー攻撃を想定したBCP策定の確認表(医療機関用・PDF) ↗

    非常時の連絡、診療継続、復旧に向けた準備を整理する資料。

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