転用と事業者変更の違い — どっちに当てはまるかを30秒で判定
転用と事業者変更の違い — どっちに当てはまるかを30秒で判定
結論:違いは「今使っている回線」だけ
転用も事業者変更も、やること自体はほぼ同じです。承諾番号を取得して、乗り換え先に申し込むだけ。 どちらも工事不要、ネットが使えない空白期間もゼロです。
違うのは、今あなたが使っている回線が何かという1点だけです。
手続きの流れを図で比較すると、違いがよりわかりやすくなります。
| 転用 | 事業者変更 | |
|---|---|---|
| 今の回線 | フレッツ光(NTT直接契約) | 光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など) |
| 乗り換え先 | 光コラボ | 別の光コラボ |
| 取得する番号 | 転用承諾番号 | 事業者変更承諾番号 |
| 番号の発行元 | NTT東日本 or 西日本 | 今の光コラボ事業者 |
| 工事 | 不要 | 不要 |
| 空白期間 | なし | なし |
| 旧契約の解約 | 自動(プロバイダは別途解約が必要な場合あり) | 自動 |
**** 光コラボ(光コラボレーション)**
NTTのフレッツ光回線を借りて、各事業者が独自のサービス名で提供している光回線サービスです。ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、GMOとくとくBB光、楽天ひかりなどが該当します。光コラボの仕組みそのものについては『光コラボとは?フレッツ光との違いをわかりやすく解説』で基礎から整理しています。
30秒判定フロー
Q:今使っている回線は?
- 「フレッツ光」をNTTと直接契約している → あなたは転用です
- 「ドコモ光」「ソフトバンク光」など、NTT以外の事業者名で契約している → あなたは事業者変更です
- 「auひかり」「NURO光」「コミュファ光」「eo光」など独自回線 → 転用でも事業者変更でもなく新規契約です。「乗り換え完全ガイド」のセクション3を参照
- わからない → 請求書やマイページで契約先を確認。「NTT東日本」「NTT西日本」名義ならフレッツ光(転用)、それ以外の事業者名なら光コラボ(事業者変更)
>> 見分け方のコツ
毎月の請求元を確認するのが一番早いです。クレジットカードの明細や口座引き落としの名義が「NTT東日本」「NTT西日本」ならフレッツ光、「NTTドコモ」「ソフトバンク」などならその光コラボです。
転用の手続き(フレッツ光 → 光コラボ)
必要なもの
- フレッツ光のお客さまID(CAF+数字10桁 or COP+数字8桁)
- 契約者名義
- 利用場所の住所
- フレッツ光の月額料金の支払い方法
手順
- NTTから転用承諾番号を取得
- NTT東日本:0120-140-202(9:00〜17:00)またはWeb
- NTT西日本:0120-553-104(9:00〜17:00)またはWeb
- 電話なら5分程度で発行されます
- 乗り換え先の光コラボ事業者に申し込み
- 転用承諾番号を入力して申し込み。Webから10分で完了
- 切り替え日に自動切り替え
- 申し込みから1〜2週間後に切り替え。工事不要
注意点
- 転用承諾番号の有効期限は15日間。 期限切れになったら再取得が必要(無料)
- フレッツ光本体は自動解約されるが、プロバイダは別途解約が必要な場合がある。 フレッツ光ではプロバイダを別契約していることが多いため、乗り換え後に旧プロバイダの解約を忘れると二重払いになります
- フレッツ光の「にねん割」等を利用中の場合、更新月以外の転用で違約金(1,650〜4,950円程度)が発生する場合がある
事業者変更の手続き(光コラボ → 別の光コラボ)
必要なもの
- 現在の光コラボの契約者情報
- 事業者変更承諾番号
手順
- 今の光コラボ事業者から事業者変更承諾番号を取得
- 各事業者のマイページ、サポート窓口、または電話で取得
- 事業者によって窓口が異なります。詳しくは「転用承諾番号・事業者変更承諾番号の取り方」を参照
- 乗り換え先の光コラボ事業者に申し込み
- 事業者変更承諾番号を入力して申し込み
- 切り替え日に自動切り替え
- 旧事業者は自動解約。新事業者に自動で切り替わる
注意点
- 事業者変更承諾番号の有効期限も15日間
- 旧事業者の違約金が発生する場合がある。 契約期間内の事業者変更では、月額料金1ヶ月分程度の違約金が発生することがある
- 事業者変更の場合、プロバイダは自動で切り替わる。 光コラボはプロバイダ一体型のため、転用のような二重払いの心配は基本的にない
転用・事業者変更でよくある失敗
失敗1:旧プロバイダの解約忘れ(転用の場合)
フレッツ光はNTTの回線契約とプロバイダ契約が別々です。転用でフレッツ光は自動解約されますが、プロバイダ(@nifty、OCN、BIGLOBE等)は自動解約されないことがあります。 気づかずに旧プロバイダの月額料金を払い続けるケースが少なくありません。
転用後は必ず旧プロバイダの契約状況を確認してください。
失敗2:承諾番号の期限切れ
取得してから15日以内に申し込まないと番号が失効します。「とりあえず番号だけ取っておこう」と思って放置すると、再取得の手間が発生します。番号を取得したら、すぐに乗り換え先に申し込みましょう。
失敗3:オプションサービスの引き継ぎ漏れ
ひかり電話やひかりTV等のオプションサービスは、乗り換え先でも利用できるか事前に確認が必要です。特にひかり電話の番号は、引き継ぎ可能な場合と不可能な場合があります。
よくある質問
光コラボからフレッツ光に戻すことはできますか?
できます。 これは「再転用」と呼ばれます。ただし、フレッツ光に戻す場合は工事が必要になることがあり、転用や事業者変更ほど簡単ではありません。
転用・事業者変更で速度は変わりますか?
変わらないことが多いです。 どちらも同じフレッツ光の回線設備を使い続けるため、回線自体の速度は変わりません。ただし、プロバイダが変わることでIPv6への対応状況が変わり、体感速度が改善するケースはあります。
光コラボから独自回線(auひかり、NURO光など)に乗り換える場合は?
転用でも事業者変更でもなく、新規契約になります。回線設備の入れ替えが必要なため、開通工事が発生します。詳しくは「光回線の乗り換え完全ガイド」のセクション3を参照してください。
まとめ
転用と事業者変更の違いは、今使っている回線がフレッツ光(NTT直接契約)か、光コラボ(ドコモ光など)かの1点だけです。
どちらの手続きも、承諾番号を取得→乗り換え先に申し込むだけ。工事不要、空白期間ゼロ、手続き時間は10〜15分です。
承諾番号の取得方法は事業者ごとに異なります。各社の窓口は「転用承諾番号・事業者変更承諾番号の取り方」でまとめています。
光回線の乗り換え全体の流れについては「光回線の乗り換え完全ガイド」を参照してください。