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VDSL終了 — マンション住民がやるべきこと

(更新: 初心者向け

VDSL終了 — マンション住民がやるべきこと

結論:すべてのVDSLが終わるわけではない

2026年1月31日、NTT東日本・西日本は一部の建物でVDSL/LAN配線方式のサービスを終了しました。ただし、すべてのVDSLマンションが対象ではありません。

対象になったのは、「光配線方式の設備」と「VDSL方式の設備」が両方入っている建物です。つまり、すでに光配線方式に切り替えられる環境が整っているのに、VDSLのまま利用していた建物が対象です。

VDSLしか使えないマンション(光配線方式の設備が未導入の建物)は、今回のサービス終了の対象外です。 引き続きVDSLを利用できます。

まず自分のマンションが対象かどうかを確認し、状況に応じて行動してください。

自分のマンションが対象か確認する方法

方法1:NTTからの通知を確認する

対象のマンションには、NTT東日本・西日本からダイレクトメールや郵便で「光配線方式への移行のご案内」が届いているはずです。過去の郵便物を確認してみてください。

方法2:NTTのエリア確認サイトで調べる

NTT東日本・西日本の公式サイトで、自分のマンションの住所を入力すると、利用可能なサービスが表示されます。

  • 「フレッツ 光ネクスト マンションタイプ」と表示される → VDSLまたはLAN配線方式(光配線方式の設備が未導入の可能性)
  • 「フレッツ 光ネクスト ギガマンション」等と表示される → 光配線方式が利用可能

方法3:管理会社に問い合わせる

「NTTのVDSLサービス終了の件で確認したいのですが、当マンションは光配線方式への移行の対象になっていますか?」

管理会社がすでにNTTとやり取りしている場合は、詳細を教えてもらえるはずです。

対象だった場合 — 今すぐやること

すでにネットが使えなくなっている場合

2026年1月31日の期限を過ぎて移行工事が完了していない場合、VDSLサービスが停止している可能性があります。

緊急の対応:

  • 契約中のプロバイダ(ドコモ光、ソフトバンク光など)に連絡して、光配線方式への切り替えを申し込む。 建物にはすでに光配線方式の設備が入っているため、各部屋の工事だけで復旧できます
  • 工事までの間のつなぎとして、ホームルーターを検討する。 工事不要で最短翌日から使えます

まだネットは使えているが、移行手続きがまだの場合

NTT東日本では工事費無料キャンペーンが延長されています。まだ手続きをしていない方は、早めにプロバイダに連絡してください。

光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)を利用中の方は、契約先のプロバイダが窓口です。「VDSLから光配線方式へのタイプ変更を申し込みたい」と伝えてください。

対象外だった場合 — VDSLしか使えないマンション

今回のサービス終了の対象外であっても、VDSLのまま使い続けることの課題は変わりません。 最大100Mbpsの上限は残ります。

NTTはVDSLの段階的な巻き取り(光配線方式への移行)を今後も進めていく方針です。現時点でVDSLしか使えないマンションでも、将来的に光配線化の案内が届く可能性はあります。

「いま動くべきか、待つべきか」の判断基準

あなたの状況判断
テレワークやオンラインゲームで支障が出ている今すぐ動いた方が良い — ホームルーターか個別の光回線引き込みを検討
契約の更新月が近い違約金なしで動けるタイミングなので、選択肢を比較しても良い
Web閲覧やメール程度で困っていない無理に動く必要はない。NTTからの案内を待っても問題なし
2025年4月以降の料金改定で月額が上がった光配線化をNTTにリクエストする動機になる

VDSLしか使えないマンションでの選択肢

  1. NTTに光配線化をリクエストする — NTT東日本のWebフォームから要望を送信できる。詳しくは「VDSLから光配線への切り替え方法と費用
  2. 個別に光回線を引く — 大家の許可が必要だが、共用設備に依存しない独立回線。詳しくは「マンションで個別に光回線を引く方法
  3. ホームルーターに乗り換える — 工事不要で手軽。5G対応エリアならVDSLより速い。詳しくは「VDSLマンションの代替案 — ホームルーターという選択肢

VDSL終了の背景 — なぜNTTは移行を進めるのか

NTTがVDSLから光配線方式への移行を推進する背景には、主に3つの理由があります。

設備の老朽化とコスト増。 VDSL方式の集合装置は部材費が高騰しており、維持コストがかさんでいます。新たに部品を調達すること自体が難しくなってきています。

通信品質の向上。 テレワークやオンライン学習の普及で、マンションのネット利用量は増加の一途です。VDSLの100Mbpsでは需要に応えきれないケースが増えています。

料金体系の統一。 NTT東日本は2025年4月の料金改定で、VDSL方式と光配線方式の月額料金を同額にしました。これにより「VDSLの方が安い」という理由で移行しないケースをなくし、光配線化を加速させる意図があります。

つまり、VDSLはいずれ全面的に光配線方式に置き換わる方向です。今は対象外のマンションでも、将来的に移行の対象になる可能性が高いと言えます。

よくある質問

auひかりのVDSL(タイプV)も終了するのですか?

現時点では、auひかりからVDSL終了の公式な案内は確認されていません。 今回のサービス終了はNTT東日本・西日本のフレッツ光回線(光コラボ含む)が対象です。auひかりのマンション タイプVについては、契約者向けの案内や管理会社からの通知で最新情報を確認してください。

光コラボ(ドコモ光など)も対象ですか?

対象です。 光コラボはフレッツ光の回線を利用しているため、NTTのVDSL終了の影響を受けます。移行手続きは契約中の光コラボ事業者(ドコモ光、ソフトバンク光など)が窓口になります。光コラボ自体の仕組みや選び方については『光コラボとは?フレッツ光との違いをわかりやすく解説』で基礎から整理しています。

移行工事で何が変わりますか?

VDSLモデムが撤去され、代わりに光コンセントとONU(回線終端装置)が設置されます。ルーターの再設定が必要になる場合がありますが、プロバイダの契約自体は変わりません。最大速度が100Mbpsから1Gbps(光配線方式)に向上します。

まとめ

VDSL終了と聞くと焦りますが、まずは自分のマンションが対象かどうかを確認してください。

対象だった場合は、プロバイダに連絡して光配線方式への切り替えを申し込むだけです。工事費は無料で、月額料金もほぼ変わりません。

対象外(VDSLしか使えないマンション)の場合は、すぐにネットが使えなくなることはありません。ただし、速度に不満があるなら、NTTへの光配線化リクエスト・個別の光回線引き込み・ホームルーターの3つの選択肢を検討してください。

マンションのネット問題の全体像については「マンションのネットが遅い・変えたい 完全ガイド」を参照してください。