Zoomが固まるのは下りか上りか?
結論
Zoomが固まる原因の多くは、下りではなく「上り(アップロード)速度」の不足です。Web会議は自分の映像・音声を相手に送る通信が常時発生するため、上り速度と上りの安定性が品質を左右します。下りが300Mbps出ていても、上りが3Mbpsを下回ると映像が固まったり音声が途切れたりします。フレッツ系のPPPoE接続や、VDSL方式マンション、Wi-Fiの2.4GHz帯接続では上りが10Mbps以下に落ちるケースが多く、この場合の改善策はIPoE切替・有線LAN・Wi-Fi 6置換のいずれかです。最新の推奨環境はZoom公式で要確認です。
Web会議は「上り」が品質を決める
ネット回線の速度というと「下り(ダウンロード)」を気にしがちですが、Zoom・Teams・Google Meet等のWeb会議では、自分の映像と音声を相手に送り続ける必要があるため、「上り(アップロード)」のほうが体感品質を強く左右します。
Zoom公式のシステム要件では、グループビデオ通話の最低帯域として上り1Mbps、推奨で上り3Mbps、HD品質では上り3.8Mbps、画面共有併用時はさらに+1〜2Mbpsが目安とされています。
下り300Mbpsの計測結果が出ていても、上りが3Mbpsを下回っていれば映像が固まり、音声が途切れます。「下りは速いのに会議だけ重い」という現象の正体はこれです。
上りが落ちやすい4つの環境
実務で上りが落ちやすいのは次の4パターンです。
- フレッツ系のPPPoE接続:夜間混雑時に上りが1〜5Mbpsまで落ち込む
- VDSL方式のマンション:構造上、上り10Mbps前後で頭打ち
- Wi-Fi 2.4GHz帯接続:電波干渉と速度上限で上りが伸びない
- ホームルーター(home 5G・SoftBank Air):上りが下りの1/5〜1/10になる傾向
改善策の優先順位はIPoE切替→有線LAN化→Wi-Fi 6ルーターへの置換、です。詳しい改善手順は『Zoom・Teamsが固まる原因と上り回線改善』にまとめています。最新の推奨環境はZoom公式で要確認です。