Wi-Fi 5 / Wi-Fi 6 の選び方
会議の途切れは、Wi-Fi 6で直る?
家の中のWi-Fiが原因なら、改善する可能性があります。ただし、回線の混雑やPCの処理負荷まで、ルーターの規格だけで解消できるわけではありません。
まず有線やルーターの近くで比べ、変わるかを確かめましょう。
01 / Wi-Fi 6で変わること
複数台の通信を、
効率よく扱う仕組み。
Wi-Fi 6(802.11ax)は、Wi-Fi 5(802.11ac)から通信効率を高めた規格です。OFDMAは、同じ通信の機会を複数の対応端末に分けて使う仕組みの一つです。[1]
02 / 会議の前に、小さく切り分ける
接続を変えて、
症状も変わるかを見る。
同じPC・同じ会議アプリで、一度に一つだけ条件を変えます。本番の会議ではなく、テスト通話で試してください。
ルーターの近くで試す
いつもの席と比べて改善するなら、距離や障害物などの影響が手がかりになります。Zoomも、アクセスポイントに近づけて確認する方法を案内しています。[2]
可能なら、有線LANでも試す
有線で改善するなら、屋内Wi-Fiを優先して見直す材料になります。有線でも不調なら、PCや回線、アプリの状態も確認します。有線接続が使われていることも確かめましょう。[2][3]
通信が重なる時と比べる
大きなファイルの同期などを一時停止して、同じテストを繰り返します。改善しても原因がWi-Fiだけとは断定せず、回線の上り通信が重なっていないかも見ます。
会議の前後で、今の回線を記録
下りだけでなく、上りも測る
速度測定は目安です。会議中には実行せず、同じ接続条件で比べてください。測定には通信量を使います。
03 / 音が途切れる、その時の状態を見る
会議中の状態を、
数値でも確かめる。
速度測定サイトと会議アプリでは通信先が異なります。会議の症状は、そのアプリの統計もあわせて確認します。
Zoomデスクトップアプリ
「統計」を開く
会議中のビデオ操作横の矢印から「ビデオ設定」→「統計」へ。音声・映像の遅延、ジッター、パケット損失に加え、CPUの使用状況も確認できます。[3]
Microsoft Teams
「通話正常性」を開く
会議の「その他のアクション」→「設定」→「通話正常性」へ。往復時間やパケット損失、音声のジッターなどを確認します。[4]
遅延・往復時間
データのやり取りにかかる時間。会話の応答の遅さを考える材料です。
ジッター
データが届く間隔のばらつき。平均の速さだけでは分からない揺れです。
パケット損失
届かなかったデータの割合。音声や映像が途切れる際の確認項目です。
指標の意味と目安は、使うアプリの公式説明を参照してください。表示名はバージョンや環境で異なる場合があります。[3][4]
04 / 買い替えるかは、確認結果から
規格の数字より、
症状に合う対策を。
近づく・有線にすると改善
配置と接続方法を先に見直す
会議の席で有線を使う、ルーターの場所を調整する、といった対策を検討。メーカーが案内するファームウェア更新も確認します。[2]
複数台のWi-Fi利用が多く、対応端末もある
ルーター更新を比較する
Wi-Fi 6以降を候補に、間取り・端末の対応・設置方法・予算を確認します。部屋の電波が弱い問題では、規格名だけでなく設置場所や構成も大切です。
今のルーターが合うか確認 →有線でも不調、特定のPC・時間帯で発生
会議環境をさらに切り分ける
発生時刻・接続方法・アプリの統計を記録し、PCの負荷や回線状況を確認します。会社の機器やVPNは、設定を変える前に管理担当者へ相談してください。
会議が固まる原因を詳しく確認 →このページの回答をまとめて読む
Wi-Fi 6は複数の対応端末の通信を効率よく扱う仕組みを備えていますが、会議の音切れが必ず直るわけではありません。ルーターと端末の対応を確認し、まず同じPCでルーターの近くや有線LAN接続を試します。改善するなら屋内Wi-Fiを優先して見直し、有線でも不調ならPCの負荷や回線・アプリの状態を確認してください。Zoomの統計やTeamsの通話正常性も手がかりになります。規格別の一律のジッター値ではなく、実際の環境から買い替えを判断しましょう。