Wi-Fi5とWi-Fi6で会議品質はどう違いますか?
結論
Web会議の安定性ではWi-Fi 6(11ax)のほうが明確に有利です。理由は速度差より「複数端末同時接続時の処理能力」と「電波干渉への耐性」にあります。Wi-Fi 5(11ac)は端末ごとに順番待ちが発生する仕組みで、家族が同時に動画視聴やゲームをしているとWeb会議の音声・映像にしわ寄せが来ます。Wi-Fi 6はOFDMA方式で複数端末を同時並列処理でき、上り通信のジッター(揺らぎ)も小さくなります。会議が固まる・音が途切れるという症状は、ルーターをWi-Fi 6機に置き換えるだけで改善するケースが多いです。最新の対応規格は各機器メーカー公式で要確認です。
「速度」より「同時接続時の安定性」が違う
Wi-Fi 5(11ac)とWi-Fi 6(11ax)の理論最大速度は、Wi-Fi 5が6.9Gbps、Wi-Fi 6が9.6Gbpsと数字だけ見ると大差ありません。しかし、Web会議の品質に効くのは速度差ではなく、複数端末を同時に処理する仕組みの違いです。
Wi-Fi 5は基本的に「1端末ずつ順番に通信する」方式(CSMA/CA)で、家族が動画視聴・ゲーム・スマホのアプリ通信を同時に行うと、Web会議の上り通信が順番待ちで遅延します。これが「会議中だけ固まる」「音声が途切れる」の正体です。
Wi-Fi 6はOFDMA(直交周波数分割多元接続)という方式で、1回の電波送信で複数端末を同時並列処理できます。家族の通信が混在しても、Web会議の上りパケットが安定して送信できます。
実際にどれくらい改善するか
ジッター(パケット到着時間の揺らぎ)はWi-Fi 5で20〜50ms、Wi-Fi 6では5〜15msと、おおむね1/3〜1/4に減ります。Web会議では数十msのジッターでも音声途切れの原因になるため、この差は体感に直結します。
価格面では2026年現在、Wi-Fi 6対応ルーターは8,000〜15,000円程度で入手可能です。会議が頻繁に固まる症状があるなら、回線を変える前にWi-Fi 6ルーターへの置換を試すのが費用対効果の高い対策です。
詳しい改善手順は『Zoom・Teamsが固まる原因と上り回線改善』にまとめています。最新の対応規格は各機器メーカー公式で要確認です。